肝臓外来の特徴
従来、日本では肝臓疾患としてB型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスによる急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝癌が大半を占めていました。
しかし、近年の医学の進歩により、B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスに対する優れた治療薬が開発され、B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルス感染に起因する肝疾患は治癒、または病気の進行を抑制することが可能になりました。
とはいえ、将来の肝癌発生の可能性を完全に否定することはできないので、長期にわたり肝機能検査や超音波検査などの画像診断を続ける必要があります。
さらに、近年注目されているのが脂肪肝とそれに起因する肝硬変・肝癌の発生です。
これらの肝疾患は多くの場合、自覚症状がないので検診や人間ドックなどを契機に発見されることがほとんどです。
もし検診などで肝機能障害を疑われた場合には、症状がなくても放置することなく専門医を受診し、原因を確定し、必要に応じて治療や長期の経過観察を受ける必要があります。
相模原協同病院では、必要な検査をしたうえで地域の開業医の先生と連携しながら適切な治療法を提案し、定期的な経過観察を通じて、患者さんの健康寿命のお手伝いをします。
メッセージ・今後の抱負
相模原協同病院は相模原市の二次救急医療の拠点として地域のみなさまに80年近くにわたり質の高い急性期医療を提供しています。
2020年に橋本駅から2キロほどの地に400床の新病院として新築移転しました。
年間8,000台以上の救急車を受け入れ、各種の集中治療室、脳卒中センター、循環器センター、消化器病センター、呼吸器病センター、ER(救急部門)などの高度医療施設を備え、120人以上の医師、600名の看護師、370名の薬剤師や検査技師、療法士などが「一人は万人のために、万人は一人のために」を理念として心のこもったやさしい医療を実践します。
これからも地域の医療機関と連携し、地域に密着した頼りになる急性期病院として貢献していきたいと考えています。
肝臓外来 受付時間
毎週火曜日(午前中)
受付時間 8:00~11:00
消化器内科へご連絡ください。