季節の変わり目こそ規則正しい生活を心掛けましょう
季節の変わり目には、梅雨前線や秋雨前線が停滞し、大雨が降ることがあります。また10月にかけては接近や上陸する台風が多くなり、大雨や洪水、暴風などをもたらします。
このような気象状況の時には、体調不良を感じる方も多くいます。台風が迫った時や雨が降る前に起こる、片頭痛やめまいなどに悩んでいる方はいないでしょうか。気象の変化が影響したとみられる不調は意外に多く、気象病と呼ばれることもあります。
近年は夏の猛暑や急な豪雨が目立つようになりました。気圧や温度、湿度の変化による体調不良は、もともと症状としてあった頭痛などが、気象の変化の影響でさらに悪化するケースがあるとされています。夏バテによる食欲不振や倦怠感、さらに睡眠不足などが加わると、これまで症状がなかった方でも、症状が出現する可能性があります。気象の変化により、体の働きを調整する自律神経が反応してしまうことで、症状が出るといわれています。このような症状が出る前に、事前に体調を整えておきたいものです。これからも続く可能性がある気象の変化に対して、体調を整えることで免疫力を高めましょう。免疫力を高めるには、①運動をする ②睡眠時間を確保する ③体温を高める ④バランスのよい食事を摂る ⑤ストレスをためない、などが大切だと言われています。
運動をする
ウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。
厚生労働省では、日常生活における歩数の目標値として約7,000歩を掲げています。
睡眠時間を確保する
適正な睡眠時間として、6時間以上が目安として考えられています。
起床後すぐに朝日を浴びる、寝室の睡眠環境を整える、など睡眠休養感を高めることが重要です。
体温を高める
体温を高める方法として、運動や入浴などがあげられます。体温が上昇すると、免疫細胞が動きやすくなります。
また血流やリンパの流れがよくなり、外部から侵入したウイルスなどの異物に細胞を攻撃されにくくなります。
バランスのよい食事を摂る
いろいろなものを食べましょう。自分の食生活パターンを知り、不足しているものを摂るようにしましょう。
食べた食品が効率よく消化吸収されるために、腸内環境も整えましょう。
ストレスをためない
ストレスをためないためには、くよくよ考えすぎないことが得策です。入浴時にはシャワーだけでなくぬるめのお湯にゆっくりつかる、1日3回食事を摂る、などの規則正しい生活を送ることが、ストレス軽減に繋がります。
以上のことに気を付けながら、これからの気象の変化に耐えられる体づくりを目指しましょう。